Eight Andy

2021.11

ブライトレッドネクタイ

レップ組織で打込む(うちこむ)

打込みを入れれば入れるほど、緯糸(よこいと)が経糸(たていと)に覆いかぶさっていきます。

 

ですので、経糸の色を出来るだけ出さない様にするには打込みを入れる事が必須となります。またそれと同時にどの組織を使用するのかも重要になってきます。

 

最も打込みが入りやすい組織がこのネクタイにも使われている「朱子織」です。朱子織にもいくつか種類がありますが、基本的には光沢があり柔らかい風合いになります。

今回はその朱子織ではなく、もう一方の「レップ」という組織をご説明します。レップ組織

レップはレジメンタルストライプ柄などに使われ、平織(ひらおり)を横に伸ばしていった組織です。陣目(じんめ)とも呼ばれます。畳のような畝(うね)の組織で、その畝の太さはいくつかあります。

太い畝のレップは比較的打込みが入りやすいのですが、細くなるにつれて入りにくくなっていきます。

 

ブライトレッドネクタイで使っているレップは最も一般的な太さで、ひとつの畝が大体1mmくらいの太さのものです。

この太さのレップは曲寸で180ヨコ(59本/cm)くらいの打込みが標準ですが、それでは隙間から経糸がのぞいてきて真っ赤になりません。※打込みについては別記事でも少しご説明しています。(打込みの単位 https://eightandy.jp/item-post/313/)

 

経糸がのぞいてこないくらい打込みたくても組織にはそれぞれ打込みに限界があり、織り進めることができません。

 

経糸の動く頻度を減らしつつ、物性面で問題がない打込みの入ったレップ組織。この理想の組織を突き詰めるには私たち紋屋だけでは不可能で、試行錯誤につきあって頂ける機屋さんがいるからこそできたのだと思います。

真っ赤ネクタイ

そのおかげで、真っ赤なブライトレッドネクタイが完成しました。

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