Eight Andy

2024.08

ハリやコシのあるピンドット

この柄は「マイクロ」に分類されるサイズですが、同時にピンドット柄としても見ることもできます。

 

水玉模様を意味するドット柄はそのドットの大きさによって呼び名が変わり、ピンドット・ポルカドット・コインドットなどがあります。

 

その中でもこの柄は最も小さく、ピンドットと呼ばれるサイズの水玉です。

硬貨くらいの大きさのコインドットなどは「水玉」感が強いのですが、ピンドットくらいの小ささになると無地の柄としてお選び頂いてもいいかもしれません。

 

また、通常イタリアの生地は経糸(たていと)の密度が日本のものより高いことが多く、とてもきれいに経糸の色や光沢が出ています。

それもあるので、このマイクロデザインの中にも経糸が出る組織を一部に使用して、イタリアのネクタイによくある様な経糸の光沢を表現しました。

 

そして裏綴じ(うらとじ)と呼ばれる生地の裏側の止めをきつめにして、ハリやコシを持たせるようにしています。

きつく止めればしっかりとした生地になっていくのですが、あまりきつすぎると織り進めていく事ができなくなってしまいますので、ここは経験が必要になってくる部分です。

 

全く同じ織物データでも織ってもらう機屋(はたや)さんによっては、ちょうど良かったりきつくて織れなかったりする場合があります。

そうならない為に、織ってもらう機屋さんの特性を把握し、それに適した加減で設計していく必要があるのです。

 

こうして産地や機屋さんの特性を頭にいれながら、イタリアっぽい生地感のネクタイに仕上げました。

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