2024.09
ダークトーンに隠されたチェック
この柄のネクタイは濃色を組み合わせた配色にしてします。
ギンガムチェックを大人っぽく仕上げたくて濃色でまとめる配色をしたのですが、実は他にもこだわりが隠されています。
濃色で分かりにくいですがシルクを使いながらも素材感を感じられるような組織(織り方)にしました。
糸自体は通常使用している正絹なのですが、経糸(たていと)を少し被らせたり、緯糸(よこいと)を不規則に止めながら組織を作っていきます。
ベース部分と格子の部分を違う組織にすることで生地の表面に凹凸がうまれ、少しアクセントを加える事ができるのです。小さな工夫で単純な柄でも味のある雰囲気の生地になります。
また一見はギンガムチェックなのですが、見る角度によって無地に見えたり、薄っすらハウンドトゥース(千鳥格子)にも見えるようにしています。
天候などの環境や見る人によって様々な見え方を楽しめます。
色々とこだわりを詰め込んでいるのですが、ダークトーンの配色にしていますので実際にはほとんど分かりません。
だったら意味がないじゃないかという意見もありますが、そういった隠れたこだわりも楽しんで頂けたら嬉しいです。
Detail-
Date
2024.09.04
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Category
デザインや色の話



