Eight Andy

2024.05

ペイズリーを格好良くする為の工夫

ペイズリー柄をより格好良くする為にはどうすればいいのか。

 

ひとつめのポイントは、構図です。

 

それぞれ大きめのモチーフを動きがあるように配置して、連続性を持たせながら ほどほどに地空き(スペース)も作ります。

モチーフの位置や角度、サイズを何度も調整して最高のバランスをさぐっていきます。

 

次に、総3丁織り。

これは、3色の緯糸(よこ糸)が全面に織られていることを言います。

 

経糸(たて糸)+緯糸3層の構造になっているので、生地にボリューム感がでるのが特徴です。

他にも緯糸を2層で構成した「総2丁織り」や、3層よりもさらに重ねることも出来ますが、打ち込み(よこ糸の密度)と生地のボリューム、色数による柄の表現の幅を考慮してこの設定にしました。

 

そして最後は、飾り綴じ。

 

「綴じ(とじ)」とは経糸が緯糸の上に来るようにして留めていく事をいいます。

これが適正になされていないと、緯糸がすぐに引っかかってしまい糸抜けの原因になってしまうのです。

 

通常その状態は朱子や綾と呼ばれるパターン化された組織を流し込むことで解決できます。

 

ところが今回はペイズリーの有機的なイメージを生かすため、パターン化されたものを流し込む場所とモチーフの曲線やラインの太さに合わせて一つ一つ手で留めていく場所を分けながら表現しました。

このように留めかたもデザインの一要素としているのが「飾り綴じ」と呼ばれるものです。

 

大きなデザインでは形を整えていくだけでも大変なのに、それに飾り綴じをしていくのは気が遠くなるような作業になります。

 

それでも格好良さを追求し、手間暇を惜しまなかったことで これぞペイズリーといえるネクタイになっているのではないでしょうか。

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