Eight Andy

2024.06

マイクロ柄

マイクロ柄とメランジ

マイクロ柄とはだいたい数mm~1cmくらいのサイズで柄が敷き詰まっているデザインのものをいいます。

 

小さい柄だと簡単に出来ていると思われるかもしれませんが、実は小さい柄には小さい柄の手間がかかります。

 

どういう事かというと、日本のネクタイ織機は経糸密度をだいたい1cm間に100本くらいに設定してあるのですが、 その経糸1本1本の動きを想像し、すべての経糸(たていと)が均等に動作するように設計していきます。

 

これが出来ていないと機械が止まって織り続けられなくなってしまうのです。

机上の計算では大丈夫なはずでもいざ織ってみるとダメな場合があったり、 以前問題なかった組織でも組み合わせが少し違うだけで織れなくなったりするのです。

 

デザインを崩さずに、ちゃんと織れる設計データを作るには経験と想像力が必要になるので、 小さなマイクロ柄は簡単そうに見えて実は奥が深い柄なんです。

経糸

 

そして一般的なメランジ生地というと、異なった色の糸を撚り合わせた杢糸(もくいと)や、 わざとムラになるように糸になる前の段階から染色したTOP染めの糸を使うことが多く、 2色や3色の違う色をミックスされたものをいいます。

 

こうする事で色に深みがうまれると同時に、 他のアイテムと合わせた際に配色の調整役になってくれたりもします。

 

ただし今回は杢糸やTOP糸は使用しません。

 

なぜ使わないかというと、まず単純に糸の在庫を増やしたくないからです。

 

エイトアンディでは、機屋(はたや)さんにある糸を使って生地を織ってもらっているので、 使いたい糸があってもその糸が機屋さんになければ別の方法を考えます。

準備すると言ってくださる機屋さんもいるのですが、 配色を取ろうとすると何色かはお願いしないといけないですし、その糸をすべてきっちり使い切る事はなかなかできません。

 

そこで私達はジャカード織の強みを生かして、今ある緯糸(よこいと)でメランジ調に出せるような設計データを作ることを考えました。

 

その表現方法でうまくメランジ感が出せれば、新たに糸を用意することもなく機屋さんにとっても負担は少なくなります。

また既製品で販売されている糸は色が限られていますが、 機屋さんの糸を組み合わせる事でその機屋さんにしかできないメランジ色を作ることができるという利点もあります。

 

こうして他にはないマイクロ柄が出来上がりました。

マイクロメランジ

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