Eight Andy

2023.11

デザインと組織のバランス

この柄の地組織は「綾(あや)」と呼ばれるものでとてもよく見る組織です。

織物の基本となる三原組織の一つでもあります。(綾織りについては下のリンク先もご参照ください)

細綾、太綾、タテ綾、ヨコ綾

通常ネクタイ生地で使用する綾組織の畝は大きさが細綾(ほそあや)と呼ばれるサイズだと0.8mmくらい、それよりもボリュームのある太綾(ふとあや)で2.5mmくらいです。

そして、この小紋柄で使っている綾のサイズはというと1.2mmほどとなっています。

 

細くもなければ太いわけでもありません。つまり、いたって普通の(一般的な)太さです。

 

このサイズにした理由は安定した生地になること、デザインとして今回のモチーフと相性が良いことなどがあります。

よく見られる一般的な組織というのは、それだけ多く選ばれているということ。それには相応の理由があるのだと気付かされます。

 

新しい表現にこだわりすぎたり今までとは違うものを追い求めすぎて、出来上がった生地が元々のイメージからかけ離れてしまうことがあります。

そうならないようにそのデザイン、その柄の雰囲気に合わせた組織付けをすることが大切です。

 

この柄でもシンプルすぎる地組織でよいものか少し悩みましたがそこはあえてそのままに残し、モチーフを綺麗に出すという事に注力して仕上げました。

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