Eight Andy

2024.07

ストライプ柄

打込み(緯糸の密度)とは

織物は経糸(たていと)と緯糸(よこいと)が交差することでできています。

 

そしてネクタイ生地の機屋さんでは、常に同じ規格の経糸が織機にかかっている状態が普通です。

柄によってその規格(経糸の密度や本数)を変えたりすることはほとんどありません。

 

では、しっかりハリのある生地にしたいとか、薄くて柔らかい生地にしたい場合はどうしたらよいのでしょう。

 

その答えは打込みと使用する組織や糸種にありますが、今回は打込みについてのお話です。

 

打込みとは緯糸の密度のことで、経糸の密度は固定されていますが緯糸の打込みは自在に変えることができます。

 

緯糸を左右に走らせてガシャンと打って緯糸の目を詰め、それを巻き取ってを繰り返していくことで生地が織りあがっていきます。

その巻き取っていく量を調節することで打込みを変えるのです。

 

ガシャンと打って大きく巻き取れば打込みは少なく柔らかい生地になり、小さく巻き取れば打ち込みがたくさん入ったしっかりとした生地になります。

同じ組織を使っていても、打込みが違えば生地の表情も異なってきます。

 

更に織物データの時点で巻き取りを停める信号を組み込む事ができ、一つの柄の中でも打込みが違う個所をつくることができます。

 

 

TOP画像のようなストライプ柄をイメージしていただくと分かりやすいかもしれません。

朱子組織にしっかり打ち込みを入れてあげることで、よりきれいな光沢を出しています。(画像ではピンクと白のラインです)

 

このライン部分では、糸を走らせてガシャンと打って、巻き取らずに糸を走らせガシャンと打つ、また巻き取らないまま糸を走らせてガシャンと打って、やっと巻き取る。そんなリズムで織っていきます。

巻き取っていかずその場でガシャンガシャン打っていくので、緯糸の目が詰まっていく。そんなイメージが伝わりますでしょうか。

 

 

と、これまで打込みの説明をしましたが、私たちは打込みが入っていると良い生地で入っていない生地は良くないという事でもないと思っています。

 

どの組織を使ってどれくらいの打込みが適正かを判断して、その柄が持つ良さや雰囲気をうまく表現されているものが良い生地だと考えます。

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