2024.11
まっすぐなライン
レジメンタルストライプは「レップ」という組織で織られることが多いです。
この「レップ」という組織は陣目(じんめ)とも呼ばれ、平(ひら)織りを横方向に引き伸ばしていった様な組織となります。
しっかりした生地になるのですが、緯糸(よこいと)の隙間から経糸(たていと)の色がのぞいてきてしまいます。
今回のネクタイでは緯糸の色をきれいに出したかったので、レップではなく朱子(しゅす)組織を基本に構成しました。
朱子組織はしっかりした生地というよりも、柔らかな生地感と光沢感があって緯糸の色がきれいに出るという特徴があります。
さらにベースに使っている朱子組織とラインに使っている朱子組織とでサイズと打ち込みを変えて、ライン部分がよりきれいに出るようにしています。
ジャカード織のネクタイにおいて、いくつかの組織を組み合わせる事は一般的によくあるのですが、異なった組織のキワはあまりきれいに出ていないことが多くあります。
組織のサイズが違ったり織り方が異なると経糸の留める位置が変わり、ラインの端が波打って見えてしまうのです。
しょうがない部分でもあるのですが、できる限りそうならないように工夫してラインがまっすぐになるようにしています。
気にしなければ気づかない小さな箇所にもこだわり、色もラインもとてもきれいに出ているストライプ柄のネクタイです。
Detail-
Date
2024.11.13
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Category
デザインや色の話




