Eight Andy

2024.03

シルクの緯糸(よこいと)

シルクのネクタイ生地を織る際の緯糸(よこいと)は、ほとんどの機屋(はたや)さんで21/6片(かた)相当の正絹を使います。

 

といっても、ほとんどの人が「21/6片」とは何か全くわからないと思います。

 

簡単にいうと、21中(なか)という太さの糸を6本合わせたものを21/6片といいます。(3本合わせてあれば3片です)

 

そして機屋さんによって21/6片の糸を1本引いてくるか、21/3片の糸を2本引いてくるかが違います。

織機の仕様によって糸を2本引いてこれなかったりするので、その場合は21/6片を使わなければならないのです。

 

最終的な糸の太さとしてどちらも6片にはなるのですが、織り上がりの生地の雰囲気は微妙に違ってきたりします。

6片×1本で織っている生地は少しフラット、3片×2本の生地は少しふっくらしている。全く同じ組織(降り方)の生地を織ってもそんな微妙な違いが出てきます。

 

ちなみにTOP画像の上が3片×2本、下が6片の糸です。

 

織機の仕様で糸の使用制限があるという場合、目指す生地感のために使う糸を決めている場合、在庫の問題など、どんな糸を使うかは各機屋さんで様々だと思います。

 

理由はどうであれ織れ上がる生地の雰囲気は異なりますので、そういったところもそれぞれ機屋さんの特徴のひとつと言えるのではないでしょうか。

 

そんな特徴とデザインや組織付けがハマった時は 試織の生地が上がってきた時点で既にカッコいいことが多いです。

関連記事