Eight Andy

2024.03

シワと整理加工

別の投稿で生地のシワについて少しお話しました。(「ジャカード織の奥深さ」https://eightandy.jp/item-post/450/)

 

基本的には織れ上がった時点で生地にシワが入っていない事が望ましいのですが、組織の組み合わせや糸種などの条件によってどうしてもシワになる場合があるのです。

 

なかなかシワが収まらない時には現場からは生地を送ってもらったりしながら修正するのですが、この状況に陥ると改善するまでの道のりがとても長く、時間と労力をかなり消費してしまいます。
そしてどれだけ修正を重ねても どうしても小さなシワが残ってしまうことがあります。

 

そんな時 頼りになるのが「整理加工」です。
この整理加工の際に少しのシワだったら綺麗に伸ばしてもらうことができるのです。

 

通常でもネクタイ生地はほとんどの場合で織り上がった生地にこの整理加工を施しています。
これによりネクタイをほどいた後でもくしゃくしゃにならず綺麗に復元するのです。

 

整理加工で生地を硬めに仕上げたり、逆に柔軟加工で生地を柔らかくしたり、生地に撥水性など機能性を持たせる加工などもあります。

織れ上がった生地を更に理想の雰囲気に近づけるためにとても重要な行程です。

 

(トップ画像は織機の画像で整理加工とは関係ありません)

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