2023.11
紋紙の穴
ジャカード織は複雑な柄を織ることが得意な織物です。
そんなジャカード織では紋紙(もんがみ)と呼ばれる専用の紙が必要で、それを織機にかけて使用するのですが この紋紙が非常に重要な役割を持っています。
紙といってもコピー用紙のようなものではなく、大きな厚紙のようなものです。
その紙には決められた穴の位置があり、それぞれの位置に役割が決められています。(これは機屋さんによって異なります)
「何番から何番では穴が空いて入れば経糸を上げる」「何番の穴が空いて入れば巻取りを停める(打ち込みを入れる)」など様々な役割があって、どの穴が空いているかを織機で読み取ることで経糸の動きを制御したり、打ち込みに変化をもたせたりしています。
「穴」が空いているかどうか、どのように空いているかどうかだけであんなに複雑な生地が織られるのです。
現在では紋紙の代わりにフロッピーディスクやUSBメモリーを使って織る事もしますが、紙の「空いている、空いていない」が「1、0」のデジタルデータに変わるだけですので、それによって別の生地になることはありません。
複雑なようで、単純。それでいて奥が深いジャカード織。
エイトアンディのこだわりと共にジャカード織のおもしろさもお伝えしていければと思っています。
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Date
2023.11.29
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Category
ジャカード織のおもしろさ